「刺激!しか!!ない!!!」

①自己紹介

こんにちは、昨年度OYW参加者のKです。
私には許せないものがあります。

機会の不平等です。

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たとえば、私が今住んでいるエジプトは、識字率が7割程度と言われています。3割の人が字を読めません。それは何故かというと、貧しくて学校に通わず、子供ながらに働かされるから。首都カイロでは頻繁に路上生活をしている家族が目に付きます。カフェでお茶をしていたら、子供がヘンテコなおもちゃを売りに来たりします。他方で、お金持ちの子供は小学校から英語を習っていて、大学を卒業する頃にはアメリカ人みたいな発音で英語を喋ります。

また、今戦争の真っ只中にあるシリアでは、400万人近くが難民となって母国を離れています。難民にすらなれず、戦火の中国内避難民となっている人々は更に大きな数に上ります。子供の多くは学校に通えません。大人も仕事にありつけません。戦争は、人生を狂わせるのです。

生まれた場所という外的な要因のために人生が決まってしまう、そんな不条理な世界を、私は憎みます。

そんな世界を変えたい。
誰もが平等にチャンスを掴める世界。そんな世界を私は見たい。

私はその夢の実現のため、今JICA(独立行政法人国際協力機構)で働いています。より多くのチャンスが生まれることを目指して、イラクやヨルダンといった国々の国づくりに携わってきました。6月からはエジプトに赴任し、エキサイティングな日々を過ごしています。

② 参加した感想、一番印象に残っていること

OYWの感想はズバリ、「刺激しかありません」。

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コフィ・アナン、ムハマド・ユヌス、ボブ・ゲルドフと言ったAuthorityによるスピーチのラッシュ。
北朝鮮から脱北してアクティビストとして母国の窮状を訴える女子大生、コンゴ民で子供たちで団結して武装組織から村を守った若き勇者、パキスタンで電力イノベーションを起こそうとしているエンジニア等々、、、同世代とは思えない参加者たちとの交流。

今の世界を造ってきたリーダーたちと、これからの世界を創っていくリーダー達が一堂に会する、最高の舞台です。

そんな貴重なイベントで、私が最も刺激を受けた出会いは、私と同じように世界を変えたいという夢を持つマリークというオランダ人の女性でした。
彼女は大学卒業後、世界的に有名なコンサルティング会社に3年間勤めた後、シンガポールに留学してMBAを取得、今はウガンダでミッシングミドル(注)という、国際協力の新たな分野に取り組んでいます。
私と一つしか年齢が変わらないのに、未知の世界に一人立ち、挑戦する彼女に深い感銘を受けると同時に、私も今所属する組織で与えられる仕事をこなすことに満足せず、夢の実現のためには、もっともっとチャレンジをしなければならないと、大きな刺激を受けました。

(注)マイクロファイナンスを卒業した事業主が、信用力が足りないために銀行から融資を受けられず、事業を拡大できないという課題に直面することが現在問題となっている。このようにマイクロファイナンスと商業銀行の間のポテンヒットのような状況に陥ってしまうことをミッシングミドルと呼び、現在新たな課題として注目されている。

③ 参加後のアクション・変化

OYWでの刺激的な4日間の後、私には少し焦る気持ちがありました。

同世代があんなに活躍している中で、私は今、与えられた仕事以上のことができていない。そりゃぁ、仕事は忙しいさ。でも、もっと、何かこの世界のためにできるんじゃないか?

そして決めました。そう、決して現状に満足せず、世界を変えるために必要な挑戦を少しでも多く実践し続けよう。小さな一歩でいい、アクションを起こそう。

具体的には、まず、私が所属するJICAの中で、社内の若手の英語力向上のためのワークショップを週一回開催したり、日本で寄付を普及させるための仕組み作りをしたりといった取り組みを始めました。

また、社外では国際協力に関心のある同世代を集めた交流会の主催や、官民を超えて社会を良くするために何ができるかを考える勉強会の運営に携わっています。
エジプトでも、今後3年間の駐在の中で、仕事は勿論全力で取り組みつつ、何か新しいチャレンジをしたいと思っています。

刺激しかない、人生を変えるきっかけになる、そんな最高の舞台へ、是非より多くの日本人の皆さんに参加をお勧めしたいです。

国際協力を語る会での一枚
国際協力を語る会での一枚

 

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