問題解決に取り組む自分が「問題の第三者」だと正しく認識できていなかった。。。

Background:

16歳でフィリピンのスモーキーマウンテンとスラム街を訪れた際、学校に行きたくても行けない子供たちがいる世界とそれに従事する人手の圧倒的不足を目の当たりにし、自分の人生を国際協力に費やすことを決意しました。専門官の不足が激しい紛争解決並びに平和構築時における浄水セクターに携わりたいと、大学では都市工学を専攻し、浄水処理を研究しています。また学生NGO日本ソマリア青年機構において2代目代表を務め、自爆テロリストとなる危険性を孕む「ギャング集団の社会復帰プロジェクトに携わってきました。

Before OYW:

私がOne Young Worldに望んでいたことは、多種多様な問題に対し問題意識を抱くだけでなく実際に活動している若者との出会いでした。大学四年間を振り返ると入学初期とは異なり、同世代の若者から刺激を得られる機会が激減していることを感じました。それは紛争解決を目指す学生としては特殊なNGOで社会変革に臨んできたという一種の自信と、注力するあまりに他分野で活動する同世代と交流する機会自体を失っていることにあったと考えました。また浄水を手法として問題解決を考えている若者との出会いが日本では得られず、日本という狭い視野で考えるのではなく、世界レベルで自分の選択を考えるべきだと感じていました。そこで世界中から多様な問題に対して活動する若者が集まるOne Young Worldへ参加することで、大学四年間を終える自身を客観的に見つめ直す機会と、今後の活動において礎となる出会いを得られると考え、参加を決意しました。

After OYW:

One Young World 2015で多くの気付きと視座を得ることができ、まだ結論を出せずにいる点も多いです。ここでは、私が得た気づきと繋がりを紹介させていただきます。

私がOne Young World 2015で得ることができた最も重要な気づきは、問題解決に取り組む自分自身が「問題の第三者」だと正しく認識できていなかったということです。私は人を殺したこともなければ、隣人が殺されたこともない、そこから生まれる感情、悲しみや憎しみを知りません。偶然上映されて目にしたドキュメンタリーの中で語られる元少年兵や隣人を亡くした方の涙ながらの告白や、One Young Worldで知り合った対テロリズムに対して声を上げる同世代の若者の声、私は彼らが抱く感情を理解したくてもそれに類似の感情を持ち合わせていませんでした。これは問題の当事者には成り得ない自分の立場を理解し、紛争に携わる「覚悟」を考え直すきっかけとなりました。

また私が得ることができた重要な繋がりは、「Team Water」です。One Young Worldも最終日を迎えた日、私は終に水を手法として問題解決に臨む若者達と出会いました。私を驚嘆させたことは彼らの活動内容ではなく(各人とも素晴らしい活動でしたが)、欧州とアジアと南米と出身国の異なる4名がOne Young World 2015よりも以前に出会っていたことでした。私が日本という狭い範疇で一人悩んでいた時間に、彼らは自国以外に出向き、きっかけを掴んで歩みを進めていたという事実は、私が思考の範疇を根底から変える必要性を強く抱かせました。

One Young Worldから帰国後は研究に追われ、落ち着いて物事を考える時間も取れていないものの、第三者という立場を活かして開発コンサルティングとして紛争及び平和構築に従事したいと考えるようになりました。春から進学する大学院では、専門知識をつけると共に、東南アジアに赴き途上国を舞台に水分野で活動する経験を積みたいと考えています。One Young Worldで得た気づきと繋がりを活かして、世界の一角、Team Waterの一角を担える人材へと成長して参りたいと思います。

 

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